いよいよ今週末25日で全40話の最終回を迎える。
原作は女性コミックの御大・一条ゆかりによる同名コミックだ。
元モデルの亜美が、陰謀と野望の逆巻くデザイン業界で若手デザイナーとして成功するまでを描く。しかしその成功とは常に砂上の楼閣に過ぎず…。
原作に忠実ならば、レディ向けコミックお決まりの大波乱どんでん返しメロドラマとなって終結するハズ。物語は今日まで、だいたい原作通りなので悲運の最期の三日間に突入することだろう。
ここで書きたいのは、コミックの映像化って、本当に難しいんだなーということ。
小説の映像化さることながら、コミックはさらに絵が擬人化されてしまってイメージが読者にできあがってしまっているから大変。演技とかの批評ではなく外見の話をしたいだけなんだが、主人公からして、どこから見てもモデルはもとよりデザイナーにすら見えない亜美、そして敵対する中堅デザイナー麗香は、私生活を捨ててアパレルの重鎮にのしあがった女にはとても見えず、さらに、大会社である結城コンツェルンの若き経営者は、余りにもみっともない丈の長い上着を着ている。誰か何とかしてやってくれ。そしてその参謀である秘書は、わざわざ長髪である必要はなかったんじゃないか。
噂によると、放映中の『花より男子』は、それでもファンの期待をへし折らず好評を博しているらしいが、それにしたって、ファン理想のキャラ=俳優が存在しているようだ。私は原作コミックを一度も読んだことがないので、評価できないんだけど。
さて、『デザイナー』に戻る。
その結城朱鷺の長髪の秘書兼養育係(いったい彼の年齢設定は何歳だったんだろう?)として登場した柾は、当時、小作品でデビューするもアシスタントとしても重用されていた大矢ちきが描いた。人気漫画家の連載ページ中で別の漫画家が画風そのままに主要レギュラー・キャラを加筆する。当時、女性コミック誌界では、ある意味、画期的なイタズラで、ひそかに高く評価されたものである。
しかしながら何で今、『デザイナー』なんだか。一条ドラマにしたって、もっと、映像になりやすい作品もあったろうに。

